名古屋工学院専門学校 校友会

会誌・かもめ~ル

第47号かもめ~ル

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 ★☆★☆ 『かもめ~ル』校友会メール季刊誌 第47号 ★☆★☆

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 _/ _/ _/ _/_/ _/ Nagoya
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     名古屋工学院専門学校 2022/3/31[かもめ~ル編集担当]
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 もくじ
  ◆ご挨拶
  ◆校友会誌「かもめ」より
   ・校友会会長あいさつ
   ・学校長あいさつ
   ・学科トピックス
  ◆お知らせ
  ◆編集後記

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 ―― ◆◇ ご挨拶 ◆◇ ―――――――――――――――――――  

  桜のつぼみもふっくらと、そして春色にわかに深まりを感じる頃
 となってまいりました。
 3月10日に第90回卒業式が挙行され、816名の学生が母校を
 巣立っていきました。
 卒業生達が諸先輩の元で、活躍してくれる事を期待しております。
  さて、今回のメールマガジンは、校友会誌「かもめ」に掲載した
 内容を中心に紹介いたします。

 ―― ◆◇ 校友会誌「かもめ」より ◆◇ ―――――――――――

 ―― ◇ 校友会会長あいさつ ◇ ―――――――――――――――  

  『スペシャリストへの道』
                      会長  堀内 豊

  第90回卒業式を迎えられます卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう
 ございます。
 心よりお祝い申し上げます。また、会員の皆様におかれましては、
 日頃より校友会活動にご理解ご協力を賜り感謝申し上げます。
  名古屋工学院専門学校(旧名古屋無線電信学校)が創立して、
 70年を迎えることができました。
  開学当初は、無線通信士の養成校として設立。今では、6分野23
 学科からなるスペシャリストの養成を行っています。
 卒業生の皆さんは、それぞれの分野のスペシャリストとして実社会
 で活躍をされておられます。
  母校への入学を決めるとき、体験入学や説明会に参加。脳裏に将
 来の自画像を描き、それぞれの目指す分野を決められたのではない
 でしょうか。
 入学が決まり目標を立て、それに向かって突き進んで来られたので
 はないかと思います。
 目標を貫徹するためには、努力も苦労もいとわず突き進み立ち向か
 う目標が高ければ高いほどその時の苦痛は大きくなります。
 そこで、苦痛を避けたいと誰でも本能的に思ってしまいます。
 なぜならその苦痛から目をそらすのが一番楽だからです。
  しかし、その苦痛から逃れ心機一転をはかってみたところで、先
 が見えており、また同じ結果になるだけではないでしょうか。
 学校の良いところは、苦しいときに先生方や同じ目標を持ったクラ
 スメイトから叱咤激励があることです。
 これが強い武器となります。要は、自分の目標を達成するためには、
 諦めずにとにかく突き進むことです。
  『継続は力なり』という言葉があります。困難や苦痛にさいなま
 れた時にでも、継続することが最良の方法なのです。
 失敗をする人は、この努力を怠っています。皆さんが目指す分野の
 スペシャリストになるためには、継続する心を失ってはなりません。
 一定期間努力をすることは誰にでもできますが、難しいのは長期間
 にわたって継続することです。
 継続させる意志と努力の中で得られたものが、自分自身の血となり
 肉となり目指す資格取得や技術の習得が叶い、スペシャリストへの
 道につながるのではないでしょうか。
  結びになりますが、卒業生の皆様のご健勝とご活躍をお祈りしま
 すとともに、母校校友会へのご支援ご協力をお願いする次第です。

 ―― ◇ 学校長あいさつ ◇ ―――――――――――――――――

  『Withコロナ(感動と勇気)』
                     校長  小川 義則

  中国の武漢に端を発した新型コロナウイルスは世界的なパンデミ
 ックを引き起こし世界の各地で次々と変異を繰り返し、2年を経過
 した今もその猛威は変わりません。日本においては昨年末に収束の
 兆しは見えたものの、オミクロン株の蔓延によってわずか一ヶ月で
 毎日国内だけで2万人近い新規感染者を出すことになり、その出口
 の光すらまだ見えていない状態です。この新型コロナは私達の生活
 に対する価値観をガラリと変えましたし、経済にも大きな打撃を与
 えました。また、テレワークを導入する企業が増えましたし、一部
 の学校においてはオンライン授業が導入されるなど、新しい社会生
 活が生まれたのもコロナによる大きな影響であることに間違いあり
 ません。
  そもそも、ワクチンや内服薬の開発によってゼロコロナを目指す
 よりも、インフルエンザや従来の風邪と同様に、共存していくWith
 コロナ社会を目指していくことが建設的な考えなのではないかと思
 います。
  さて、こうしたコロナ禍において、1年の延期を余儀なくされた
 東京オリンピック。開催には大きな物議もありましたが、結果的に
 日本人選手の予想をはるかに超える大活躍がありました。世界に目
 を向けると、メジャーリーグでは、あのベイブ・ルースを彷彿させ
 る二刀流を実現させた大谷翔平選手。日本人では活躍が難しいとさ
 れたバスケットボールの八村塁選手。プロゴルフでは、アジア人史
 上初のマスターズトーナメント優勝の松山英樹選手などなど、過去
 にない大活躍をされたことは、私たちに大きな感動と勇気を与えて
 くれました。
  今後、地球環境の変化や社会情勢など不透明な未来が私達を待ち
 受けていることは事実です。しかし、良いことも悪いことも終わり
 のない世界はありませんし、人類はいつの時代も様々な窮地を乗り
 越えて歴史を作り上げて来ました。今生きる私たちには、先人が作
 り上げたこの人類の歴史を後世に引き継いでいく責任があります。
 また、人は一つ困難を乗り越えることで、大いなる成長を遂げるこ
 とができるものであると思います。どんなことが起こっても一致団
 結して様々な困難を乗り越えていこうではありませんか。
 
  卒業生の皆様におかれましても、まずは健康に留意していただき
 ますますのご活躍とご健勝を祈念しております。今後とも校友会活
 動に、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 ―― ◇学科トピックス 情報学科◇ ―――――――――――――  

  「コロナ禍に負けず成果を」

 ○コンピューター・IT分野
  新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、より良い教育への
 試行錯誤を続けています。昨年より実施された「オンライン授業」
 ですが、やはり教育は教員・学生間の「対面」が重要と考え、感染
 対策を徹底して対面授業を基本に取り組んでいます。学生達もこの
 ような状況の中、素晴らしい成果をいくつも届けてくれました。
  まず、情報処理国家試験です。スペシャリスト「22年連続合格」
 を達成しました。愛知県の専門学校で情報処理安全確保支援士の合
 格者は8名でしたが、半数の4名が本校の在学生です。データベー
 ススペシャリストも愛知県の合格者9名中3名が本校の在学生。ネ
 ットワークスペシャリストは愛知県下でただ1名、本校の在学生の
 み合格です。先輩方の実績を継承しています。
  基本情報技術者試験は、令和2年秋期よりCBT(Computer Based
 Testing )方式に変更されました。環境の変化にも若い学生達も柔
 軟に対応。今年度は179名の学生が合格しました。
  新設された「IT技術研究科」では、本校のIT系の学科を卒業
 後プラス1年間より高度なスキルを身に付け、IT業界でリーダー
 として活躍できる人材育成に取り組んでいます。就職も好調でIT
 業界を中心に順調に進路を決め卒業しました。
  様々な産学官連携プロジェクトを進めています。日本自動車連盟
 (JAF)中部本部と「ロードサービス学習システム」を高度情報学
 科2年の学生が卒業研究として開発に携わりました。複数年計画の
 プロジェクトで先輩から引継ぎ完成を目指しました。
  数年前に学生が立ち上げた、学生による学生のための勉強会組織
 であるNKC―UGも様々なプロジェクトに関わりました。そのひ
 とつが宇治山田商業高等学校の生徒との地域貢献の為のプロジェク
 トです。その成果を伊勢市長にも報告いたしました。
  学生達は新しい生活に柔軟に適応し学生生活を楽しんでいます。
 コロナが収束し、本当の意味での「充実した学生生活」を取り戻せ
 る事を願っています。
 
  (トリイ)

 ―― ◇学科トピックス メディア学科◇ ―――――――――――

  「差し込んできた光とともに」

 ○映像・音響分野
  2021年、「不要不急」の呼声のもとさまざまなイベントが削
 られていったことは、エンターテインメントをテーマにするメディ
 ア学科にとって、とりわけ大きな逆風となりました。
  そんな中での、一筋の光ともいうべき出来事をご紹介します。十
 一月の、東海高校カヅラカタ歌劇団の上演です。これは、同校生徒
 有志によって演じられている本格的な歌劇で、大ホールを連日満員
 にする人気の公演。そして舞台演出や音響など、裏方仕事全般を一
 手に引き受けるのが、本校の映像音響分野。暗い世相下にありなが
 ら、用意された席はほとんど即時に完売。盛況とともに始まり、大
 好評の中で終演することができました。
  やり直しが効かない舞台劇は、慎重さと大胆さが同時に求められ
 る一発勝負。堂々とやりきった本校学生たちは、演じる人たちにも
 負けないほどに、大舞台を見事演じきったのだと言えるでしょう。

 ○ゲーム・CG分野
  ゲーム・CG分野も負けていません。まず、コンテスト。ゲーム
 プログラムでは、学生にとっての最高峰である日本ゲーム大賞アマ
 チュア部門に、今回も見事入選することができました。企画でも「
 GAIRAペライチチャレンジ」で、昨年を超える4作が入選しま
 した。さらにCGでは、愛知県主催の「エシカル×あいちフェスタ
 」で、コンテスト動画部門において入選、愛知県知事から表彰され
 るという栄冠を勝ち取りました。
  一方で行政とのコラボも。名古屋市と連携を取り、3DCGキャ
 ラクターの名古屋市防災大使「そなえ・まい」を制作しました。こ
 のキャラクターは、ゲーム・CG分野の学生がデザインからアニメ
 ーションまでを制作しており、この活動は、新聞等でも大きく取り
 上げられました。今後は、名古屋市だけでなく、日本全国で行われ
 る防災啓発イベント等で活躍していきます。

  紹介をした2分野は、デジタルアートと放送そしてライブイベン
 ト。これらが融合した総合的なコンテンツの登場を、これからも期
 待したいと思います。
 
                          (須美志)

 ―― ◇学科トピックス 電気設備学科◇ ―――――――――――

  「さらなる飛躍」

 ○電気分野
  電気設備学科において、D肥先生とH川先生との掛け合いは名物
 になるほど日常茶飯事ですが、最後は聞いている皆が笑顔になるオ
 チまでついています。さらに今年度はO河内先生を新たに迎え、20
 代や30代の教員が増えて一層活気ある職場となりました。O河内先
 生は、今までの知識に併せて社会で得た経験を踏まえ、職場に新た
 な風を取り入れてくれています。また若手教員の新しい発想と手法
 に加え、ベテラン教員による経験値の合わせ技で、今年も様々な取
 り組みが行われました。その結果は、今年の各種実績にも繋がって
 います。
  就職面では、中部電力(株)や出光興産(株)をはじめ、川崎重
 工業(株)や三菱ケミカル(株)などの大手企業だけでなく、北海
 道から沖縄にいたる全国の(一財)電気保安協会や(一財)名古屋
 高速道路協会といった財団法人に内定しました。電気工学研究科に
 おいては、学生の半数近くが上場企業や各種法人から内定をいただ
 いており、コロナ禍においても例年と変わらない成果を出すことが
 できました。
  資格面では、第三種電気主任技術者試験取得者62名や第二種電気
 主任技術者試験一次試験合格者4名、エネルギー管理士合格者10名
 、第一種電気工事士技能試験合格者 181名など、昨年以上の成果を
 数多く出すことができました。さらに、今年も第一種電気主任技術
 者試験一次試験に1名が合格するなど素晴らしい実績が出ました。
  資格取得と就職はどちらも偶然の結果ではなく、入学から目標を
 もって取り組んだ結果であり、各々の経験と自信が自分の未来を切
 り開いたのだと思います。
  これからも、K田先生やO河内先生、D肥先生やH川先生による
 新しいアイデアとK間先生やK下先生、K林先生やI佐先生による
 豊富な知識と経験で一団となり、電気設備学科をさらに盛り上げて
 いきます。
 
 (改デンシェンマン)

 ―― ◇学科トピックス 産業技術学科◇ ―――――――――――

  「好調と挑戦!」

 ○情報通信分野
  今年度は、IoT技術学科で初の卒業生を送り出します。IoT技術学
 科を含む情報通信分野は、資格取得および就職状況が好調です。
  就職では、技術系公務員に5名内定をいただきました。昨年度よ
 り、人数が減少していますが、今年度は研究科の在籍が7名と非常
 に少なかったことが原因です。次年度は研究科の在籍も20名を超え
 る予定であり、ここ数年で最高の成果を報告できるのではないかと
 思っています。一般企業への就職も、日立グローバルライフソリュ
 ーションズ(株)、パナソニックコンシューマーマーケティング(株)
 など大手企業にも内定をいただきました。
  資格取得については、電子情報学科で、第一級陸上無線技術士の
 取得者が15名となりました。令和4年1月期の結果次第では、取得
 者30名という数字も見えてきそうです。
  IoT技術学科では、工事担任者第一級デジタル通信(旧 工事担任
 者DD第一種)11名、家電製品関連の資格を8名の学生が取得しま
 した。次年度は今年度以上の成果が出せるよう、努力していきます。      

                        (デジデジ2号)

 ○機械・ロボット・CAD分野
  機械・ロボット・CAD分野では、毎年「Ene-1 challenge」に
 挑戦しています。今年度は、名古屋工学院専門学校産業技術後援会
 の支援を得て、産業技術研究科を中心に行いました。一昨年よりも
 タイムを向上させることをテーマに車両の改善、新規開発をしてき
 ました。    
  まずは電池ボックスの冷却方法に着目しました。1号機は保冷剤
 を使用し、2号機は空冷で、電池への負荷を減らし安定走行を目指
 そうと考えました。結果的に1号機の電池は、保冷材が接触してい
 るところ以外は冷却ができず、十分な効果が得られませんでした。
 2号機の空冷式は、走行時の風を電池ボックスに送り込む構造にし
 たところ、以前は素手で電池ボックスを掴むと火傷してしまう程高
 温だったものが、熱を全く感じないまで冷却ができました。
  その結果、1号機は車体故障によるリタイアでしたが、2号機は
 大学・高専・専門学校部門で3位に入賞できました。

 ―― ◆◇お知らせ 校友会Web ◆◇ ―――――――――――

   校友会専用のWebサイトのご案内です。
  
   掲示板、校友会誌「かもめ」に加え、メールマガジン「かもめ

  ~ル」を閲覧することもできますので、どうぞご覧ください。

  〇校友会Webはこちら↓↓↓↓

   https://koyukai.denpa.ac.jp/

 ―― ◆◇ 編集後記 ◆◇ ――――――――――――――――――

  桜が咲き誇り、既に新生活が始まっている方も多いと思います。
  卒業生の皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょう
 か。
  名古屋工学院専門学校は、2月に創立70周年を迎えることができ
 ました。
  現在は、新入生の受入れを含む年度始めの準備をしておりますが、
 今年度を振り返ると、様々な出来事があったように思えます。
  学科のトピックスで紹介しましたとおり、コロナ禍においても各
 学科では多くの成果を挙げることができました。
  これからも在校生や4月に入学してくる新入生のために、教職員
 一同で学生達の成長を期待しつつ、全力でサポートしていきたいと
 考えております。
  最後に、編集担当として至らないところもありましたが、無事に
 編集を終えることができました。次号も暖かく見守っていただける
 と嬉しく思います。

           ~校友会メールマガジン担当 村崎 博樹~

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 E-Mail: nkc.koyukai@denpa.jp
 HP : https://koyukai.denpa.ac.jp/
 TEL : 052-681-1311(代表)
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