名古屋工学院専門学校 校友会

会誌・かもめ~ル

第46号かもめ~ル

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 ★☆★☆ 『かもめ~ル』校友会メール季刊誌 第46号 ★☆★☆

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     名古屋工学院専門学校 2021/3/31[かもめ~ル編集担当]
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 もくじ
  ◆ご挨拶
  ◆校友会誌「かもめ」より
   ・校友会会長あいさつ
   ・学校長あいさつ
   ・学科トピックス
  ◆お知らせ
  ◆編集後記

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 ―― ◆◇ ご挨拶 ◆◇ ―――――――――――――――――――

  桜のつぼみもふっくらと、そして春色にわかに深まりを感じる頃
 となってまいりました。3月10日に第89回卒業式が挙行され、
 726名の学生が母校を巣立っていきました。卒業生達が諸先輩の
 元で、活躍してくれる事を期待しております。
  さて、今回のメールマガジンは、今年度の最終版です。校友会誌
 「かもめ」に掲載した内容を中心に紹介いたします。

 ―― ◆◇ 校友会誌「かもめ」より ◆◇ ―――――――――――

 ―― ◇ 校友会会長あいさつ ◇ ―――――――――――――――

  『コロナ禍の中で』
                      会長  堀内 豊

  卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心よりお祝い申
 し上げます。
  昨年1月に新型のコロナウイルスが確認され、感染が世界的規模
 で広がり、日本におけるその影響は凄まじいものがあります。また
 、感染者や死者が急増するなど社会的に大きな打撃を受け、東京オ
 リンピック・パラリンピックが延期、夏の全国高校野球も中止とな
 っています。今、国や社会が何をしなければならないのか。国民一
 人ひとりがどのように受け止め対処しなければならないのか、冷静
 に考え行動することが急務となっています。
  現代は自由参加社会です。自分の好み、将来の希望や家庭の事情
 によって職業を選ぶことができます。その時に重要なことは、社会
 や組織に参加したら持てる力を十分発揮し全力を尽くすことです。
  今春、本校を卒業し社会に巣立つ皆さんの実力やスキルは、その
 社会や組織に対してどれだけ満足できるものでしょうか。会社は自
 分の働きによって報酬をもらうところです。適当にとか、安易にと
 か考えているようでは自分の分を果たしていないだけではなく、一
 所懸命に働く人にとって迷惑な話です。社会経験も少なく働く皆さ
 んが、今できることは何でしょうか? 今出せる力を最大限に発揮
 することはもちろん、組織の中でチームの一員として行動すること
 が最も重要だと思います。何事に対しても一所懸命取り組み、自分
 の領域をしっかり守ることが大切です。時には辛いことや壁にぶつ
 かることもあるでしょう。こんな時には、しっかりと耐え、今まで
 に得られた経験を活かし、次に備える強い信念を持ち、チームとし
 て乗り切ることが重要で、それが自由参加社会のルールです。
  このことは、コロナ禍の中でも同様です。社会という組織の中に
 おける、それぞれの環境、コロナ観や知識の違いから、これまでの
 人間関係を継続できない状況に追い込まれ、断絶の危機状態となる
 ことも考えられます。そんな時に、共同生活を送るチームの一員と
 しての気遣い、気配りをすることが世界に猛威を振るっているコロ
 ナ禍を乗り切るための基本となるのではないでしょうか。
  結びになりますが、卒業生の皆様のご健勝とご活躍をお祈りしま
 すとともに母校校友会へのご支援、ご協力をお願いする次第です。

 ―― ◇ 学校長あいさつ ◇ ―――――――――――――――――

  『建学の精神』
                     校長  小川 義則

  「社会から喜ばれる知識と技術をもち、歓迎される人柄を兼ね備
 えた人材を育成し、英知と勤勉な国民性を高め、科学技術・文化の
 発展に貢献する」これは、本学園の建学の精神です。
  建学の精神とは、学園設立にあたり「どのような人材を育て、ど
 のように社会に貢献していくか」といった目的を表したものです。
  本学園も今年で創立から69年目を迎えます。建学の精神も、そ
 の趣旨を変えず現在まで受け継がれています。昨年はコロナ禍の中
 、休校やリモート授業により、満足のいく授業が展開できませんで
 したが、在校生の皆さんの努力により。例年に負けないような高い
 成果が挙げられています。これも、建学の精神から教育目標を立て
 、日々研鑽をした結果だと思っております。
  さて、学園60周年記念事業の折、「建学の精神」をもとに「あ
 りがとうと言われること。電波学園」というスローガンが出来上が
 りました。
  さまざまな資質と個性を持った学生・生徒の個々を熟知し最良の
 伴奏者たらんとすること。
  感性や成長力の頂点にある世代と、共に学ぶ時間を共有すること
 で生涯の絆を結ぶ覚悟と姿勢で教育にあたること。
  そうした教育環境に育まれた人材は、必ず社会に貢献してくれる
 ものと確信しています。これが「面倒見のいい電波学園」であり、
 「ありがとうと言われること」につながっていくと言う思いで作ら
 れたものです。
  来年は創立70年。学園では、もう一つのスローガンが出来上が
 りました。ご披露いたします。

  「一人ひとりが輝く教育を」
 学生・生徒一人ひとりの夢に100パーセント寄り添い、学園とつ
 ながる人々に100パーセント向き合い、「ありがとう」と言われ
 る人材を社会へ送り出す。

  本校も、来年は70周年ということもあり、校友会を中心に色々
 な事業を計画しております。
  卒業生の皆様におかれましても、ますますのご活躍とご健勝を祈
 念しております。今後とも校友会活動にご協力を賜りますようよろ
 しくお願いいたします。

 ―― ◇学科トピックス 情報学科◇ ―――――――――――――

  「明けない夜はない」

  「新型コロナウイルス」その影響は工学院にもおよびました。様
 々な事を我慢し耐え忍んだ1年でした。クラス運営をしていく上で
 とても苦労をしました。それと同時に「変化」の年でもありました
 。生活様式の変化に伴い、授業スタイルも変化をしました。昨年5
 月より「オンライン授業」を開始。試行錯誤をしながら、授業の質
 を保つ努力を現在も続けております。そんな厳しい状況ではありま
 したが、学生達は負けずに頑張ってくれ嬉しいニュースを届けてく
 れました。
  情報処理技術者試験では、スペシャリスト試験に「21年連続」
 合格を達成。今年度は4月の試験が中止となり、10月試験の1回
 のみ。それでも無事に達成し、まさに「国家試験に強い工学院」で
 した。今回の対策授業は「全てオンライン」。教員と学生が一丸と
 なって臨んだ結果でした。尚、基本情報技術者と情報セキュリティ
 マネジメントは、試験形態がCBT方式となり受験日が分散してい
 ます。今後の合格発表が待ち遠しいです。
  変化といえば、「IT技術研究科」が新設されます。入学対象者
 は、主に2年課程の学科を卒業した学生です。「もう1年学ぶこと
 で、より実践的なスキルを身につけ、ワンランク上のITエンジニ
 アを育成する」学科です。昨年から「リモートワーク」に切り替え
 る企業が多数でしたが、リモートを実現するには「IT」が必須で
 、どんな時でも「IT」は求められます。高度なスキルを身につけ
 、変化が激しい社会でも立派に活躍できるエンジニアを育成してい
 きます。
  スキルといえば、様々な産学官連携プロジェクトを進めています
 。昨年は日本自動車連盟(JAF)中部本部と「ロードサービス学習
 システム作製に関する協定」を締結しました。高度情報学科2年の
 学生が卒業研究としてシステムの開発に携わりました。複数年計画
 のプロジェクトで後輩に引継ぎながら完成を目指します。学生達の
 スキルの高さを証明してくれました。
  一日も早くコロナが終息しますように。そして、名学祭などの学
 校行事が復活し、「学生に素敵な思い出を沢山つくってもらいたい
 な」と切に願います。

                       (Aika)

 ―― ◇学科トピックス メディア学科◇ ―――――――――――

  「私たちのニューノーマル」

  世界中が否応なしに大きな変動に晒された2020年。守らなけ
 ればならないものと、変わらなければならないものが、鮮やかに浮
 かび上がった年だったと言えるでしょう。
  ●ゲーム・CG分野の話題は、今回もコンテストです。毎年欠か
 さず授賞している当分野ですが、2020年は新たな対象を開拓、
 「ゲームクリエイター甲子園2020」(主催:ゲームクリエイタ
 ーズギルド)に初の応募をしました。そして結果は、2つのチーム
 が同点での第2席を獲得するという、大きなもの!他にも、企画の
 コンテストである「GAIRAペライチチャレンジ」でも、3作品
 が入選するという快挙を成し遂げています。両コンテストに共通す
 るのは、1年生作品が含まれているということ。コロナによる制限
 された教育環境の中でもきちんと成果を挙げられたことが、何より
 も喜ばしいです。
  ●一方、映像音響分野では、新たな取り組みが始まりました。ド
 ローン講習です。社会の様々な分野で使われているドローンは、テ
 レビ・映画など映像作品でも大きな役割を果たしています。そこで
 、JUAVACドローンエキスパートアカデミー名古屋校と提携、
 産業用途の大型ドローンを使い、プロの操作をマスターするための
 本格的な講座を、スタートしたのです。日本初となるこの試みは、
 映像のプロになる学校としての本校の価値を、とても大きなものに
 してくれることでしょう。
  ●そんな両分野が、今急速に接近しています。世間の関心がVR
 からARへと移り、一方で、CGキャラを使って動画配信を行うV
 Tuberが注目を集めています。このように、仮想空間と現実世
 界とのリンクが重視される時代は、まさに私達のもの。他校にはな
 いメディア学科の多様性が、最大限活かしていけることでしょう

                      (元傭兵隊長)

 ―― ◇学科トピックス 電気電子学科◇ ―――――――――――

  「コロナ禍にも負けず!」

 ○電気分野
  今年度もH川先生を新たに迎えることができ、活気ある職場とな
 っています。一方で、長年支え、多彩な話術で周囲を虜にしてきた
 M橋先生がご退職され、世代が変化した1年となりました。
  また、コロナ禍において取り組んだオンライン授業は、世代の違
 いが大きく出ました。若手教員は、Y田先生を中心にK田先生やD
 肥先生、H川先生など、様々なソフトを駆使して対面と変わらない
 授業内容を作り上げました。一方ベテラン勢は、慣れないソフトの
 使い方に苦労しながらも取り組んでいました。若手教員の対応力の
 早さに驚くとともに、日頃から現状に満足せず新しいことにチャレ
 ンジする気持ちが大切だと感じました。
  今年度の実績としては、若手とベテランが一丸となって取り組み
 、様々な結果を出すことができました。就職では、コロナ禍でも中
 部電力や全国の保安協会など、例年と変わらない成果を出すことが
 できました。また資格においては、電験三種を45名が取得、電験
 二種に7名、そしてなんと電験一種に1名が合格するなど驚きの成
 果を出すことができました。
  次年度においても、若手の新しい風と、ベテランの豊富な知識や
 技術のベストミックスで盛り上げていきます。

 (改デンシェンマン)

 ○情報通信分野
  今年度は、コロナウイルスの影響で資格試験が中止になるなど大
 変な1年となりました。その中でも資格取得および就職状況は好調
 を維持しています。
  就職では、技術系公務員に7名が内定をいただき、昨年の2名か
 ら大きく飛躍しました。この流れは今後も続きそうで、次年度以降
 も良い成果が報告できるのではないかと思っています。
  資格取得も好調を維持しており、電子情報学科では、第一級陸上
 無線技術士の取得者が23名となりました。
  特筆すべきは、1年生の完全合格者が8名であったことです。
  デジタル家電科、IoT技術学科では、工事担任者DD第一種9
 名、家電製品関連の資格を14名の学生が取得しました。その中で
 も家電製品アドバイザー資格で、プラチナグレードを1名の学生が
 取得。プラチナグレードとは、全ての科目の正答率が90%以上で
 与えられるものであり、本校では初の快挙です。
  今後もより一層の飛躍を目標に、職員一丸となり努力していきま
 す。

   (デジデジ2号)
 
 ―― ◇学科トピックス 産業技術学科◇ ―――――――――――

  「AIロボットカーの事例研究」

  名古屋工学院専門学校産業技術後援会の支援を得て、昨年度より
 カメラ画像によるコーストレース、および障害物回避を可能とする
 自律走行車の製作に関わる基礎的な事例研究を行っています。
  使用した機体(JetRacer)は、ディープラーニングとAI
 を用いたリアルタイムでの画像認識を指向したNVIDIA社Je
 tson Nanoを組み込んでおり、GPU(画像処理装置)、
 深層学習およびAIの推論エンジンを利用したリアルタイムの画像
 分類や物体検出を可能にしています。
  自動走行を実現するには通常のWebカメラのようなカメラ1つ
 (単眼カメラと呼ばれる)からステアリングを直接推定することで
 す。NVIDIAの提供する推論エンジンは、ディープラーニング
 を使って、「画像を入力→ステアリング角を出力」のアルゴリズム
 を用い、「走行中の画像」と「画像を撮影した時点での車のステア
 リング角」のペアのデータを大量に収集し、CNN(畳み込みニュ
 ーラルネットワーク)と呼ばれるニューラルネットワークにその関
 係を学習させます。また、走行中にその時点での画像から直ちにそ
 の時点で取るべきステアリング角を推定し実際にステアリング角を
 変化させコーストレースを行います。
  今年度は、10号館1階に紙コップをパイロンに見立てた周回コ
 ースを設け、ラジコン操作では難しいと思われるコースを見事走行
 するだけでなく、事前に学習させた障害物を避けることにも成功し
 ました。次年度は、AIロボットカーが廊下や実習室を疾走する姿
 をお見せしたいと考えています。

                    (パーセプトロン0号)

 ―― ◆◇お知らせ 校友会Web ◆◇ ―――――――――――

   校友会専用のWebサイトのご案内です。
  
   掲示板、校友会誌「かもめ」に加え、メールマガジン「かもめ

  ~ル」を閲覧することもできますので、どうぞご覧ください。

  〇校友会Webはこちら↓↓↓↓

   https://koyukai.denpa.ac.jp/

 ―― ◆◇ 編集後記 ◆◇ ――――――――――――――――――

  桜が咲き誇り、既に新生活が始まっている方も多いと思いますが
 、卒業生の皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょう
 か。
  名古屋工学院専門学校は、2月に創立69周年を迎え、節目とな
 る70周年まで1年を切りました。
  現在、新入生の受入れを含む年度始めの準備をしておりますが、
 今年度を振り返ると、様々な出来事があったように思えます。
  学科のトピックスで紹介しましたとおり、コロナ禍においても各
 学科では多くの成果を挙げることができました。
 これからも在校生や4月に入学してくる新入生のために、教職員一
 同で学生達の成長を期待しつつ、全力でサポートしていきたいと考
 えております。
  最後に、至らないところもありましたが、無事に編集を終えるこ
 とができました。次号も暖かく見守っていただけると嬉しく思いま
 す。

           ~校友会メールマガジン担当 村崎 博樹~

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 E-Mail: nkc.koyukai@denpa.jp
 HP : https://koyukai.denpa.ac.jp/
 TEL : 052-681-1311(代表)
            ,x.
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  *;’ 名古屋工学院専門学校 校友会
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